青い炎




意思で編み込まれた言葉たちを、

自ら解いていく。

表層に散りばめられたそれらは、

想像のスクリーンのうえで、

なかば勝手な幻視をつくりだす。

これは勿論、ある出来事に対する返答なのであるが、

あるいはそれは、強烈な何かの反動とでもいうべきか。



(過去は、過去としての、本物であり、それらは霊となり回帰する、
とだけは言っておこうか)



闇の渦中には、閃光としてのスペクトラムが届かなければ、

色も、カタチさえも、認識不能であり、

しかし、そのような光の粒子は、

いとも簡単に全てを解読する。

宙吊りの時間を使って、跳ね上がる粒は、

それを楽しむかのように、変奏し、

他者は、そんな世界を覗きこむことが出来ない。

畢竟、〈私〉は

思考の庭先を駆けまわり、

たまに悪戯っぽく笑う、

そんな姿を見つめ、

受け身でシャッターを切り続ける。



進行する流れの中を遡行し、

2月1日のひとつの点へ、この文を埋め込むこととする。




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