雨の日、彷徨う亡霊





日々の何気ない生活

でも、ヒルクライムのような心理とうねる線。

過去はロックンロールの破壊とともに

それは幽霊となり、

そこいらじゅうを漂っている


ギターは弓から造られた

その波は奇しくも、己の心理に同調する。

晴れの日もあれば、雨の日もあり、

ザアザア降りの日には、不安が訪れる。


しかし、雨音が、隣の家の屋根を鳴らすと、

聞こえてくる

雨のメロデイが。


街中の人々は傘という名の花を開き、

道路には動く花壇が出現する。

きっと水たまりでは、カップルが脚を濡らしながらダンスするだろう。


私の今晩の夢のアナモルフォーシスは、晴れの日と雨の日の、揺らぎを楽しめるのか。

そんなことを考えながら、床につくことにする。





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