海の道路





港町に憧れる

崇高の渚 打寄せる小波

車の走り抜ける音が

遠く波頭となり聞こえてくる


心の奥に沈殿する闇

唸りにも似た残響

しかし滑走する音は

寄せては返す

心に刺さった深い棘は

空想のイメージにより 漂い始め

ただ、海の中で眠りにつく





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